曹洞宗 秋葉山 舘山寺(かんざんじ)
舘山寺温泉は有名ですが、その名の通りの舘山寺というお寺があるのをついつい忘れがちなのは私だけでしょうか。
舘山寺は平安時代810年、弘法大師様が高野山より仏道行脚の途中に館山(たてやま)に立ち寄られ修行されたときに開創されたと言われています。
御本尊は「福一満願虚空蔵菩薩(ふくいちまんがんこくうぞうぼさつ)」様で無限の知識と慈悲があり、知恵と福徳を授けてくださる仏様です。本堂以外に「穴大師」といって、古墳の石室に石仏様が納められています。穴大師様にお参りすると眼病の回復のご利益があるといわれています。
館山(たてやま)という山の上にありますので、長い階段を上っていきます。縁結地蔵尊がおまつりしてあるお堂の周りには願い事の書かれた「心と鍵の絵馬」がぎっしりと掲げられていました。
舘山寺付近は観光地になっておりその名は有名ですが、その割にこじんまりとしたお寺という印象です。舘山寺ホームページでも紹介されていますが、様々な種類のお守りがあったのに驚きました。こんなにたくさんのお守りがあるお寺は珍しいと感じました。観光地だからでしょうか、人々の願いごとの種類が多く切実だからでしょうか。絵馬を読みながら感慨にふけりました。
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